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北四番丁通信

 

「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。

当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。

歴史の流れと共に町並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。

主の山に備えあり

2026年9月13日 八巻正之(教会員)

 3.11を思い出します。津波襲来後、数週間、今となっては生存者はおらず、瓦礫に埋まった遺体を引き上げる活動の毎日でした。心を閉じながら黙々と、虚しい日々が続きました。そんな時に、瓦礫の中の「主の山に備えあり」の板に目がとまりました。砂を払い読み返しました。心が開き、一人ひとりの遺体に思いを馳せることができました。
 就職したての頃、体力錬成も兼ね、同僚と休日を利用しては方々の山に登っていました。東北の山はもとより、北アルプスの山々に遠征しました。3,000メートル級の山が連なる登山はきつく、時には雨や雹が降ったり、突然の暴風に見舞われ体が浮くこともあり、必死に岩にしがみつきました。しかし、途中の景色は格別で山登りの醍醐味を満喫しました。
 主の山は登ってからこそ、その備えに預かることができる。逃げていては、みることもできないし、主の備えに預かることもできません。その登りはきつくとも、自ら決断して心を確かに、困難にしっかり向き合ってこそ、その途中途中で思いを同じにする人々に助けられ、主に支えられるのだと。
 主は厳しい方、しかし、その眼差しは優しい。だからこそ主にしっかり向き合い、誠実な思いを持って一人ひとりに向き合えば、自ずと応えが導かれる。
 今、その思いを強くしています。

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日本バプテスト仙台基督教会    

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