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北四番丁通信

 

「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。

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当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。

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歴史の流れと共に町並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。

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呼びかける声

2026年10月25日  宇都宮毅 牧師

​​ ユダヤ教の歴史を見るとき、迫害が見られない平和な時代、死後の世界には関心が向いていませんでした。どう生きるのかが大事なことで、死後についてはそこまで考えなくてもよかったのです。ところが、ユダヤ教への迫害が行われたとき、彼らの中に、黙示的な終末論、つまり復活信仰が生まれてきたのです。殉教者はどこにいくのだろうか。そのため、律法学者の中で、復活信仰を持たない貴族階級のサドカイ派と復活信仰を持つ抵抗運動から生まれたファリサイ派に分かれたのです。
 現在の世界は戦争と紛争に満ちています。命が奪われ、憎しみに連鎖が続いています。戦争が長引けば長引くほど、命は奪われ、悲しみは増えていくのです。それは自然災害に遭遇した後も同様だろうと思います。家族を失い、家を失い、仕事を失う悲惨な状況の中、亡くなった家族がどこに行ったのだろうかと考え、死後の世界を知ることによって、希望を持ちたいと思うのは自然なことです。
 そんな世界で私たちが求めていることは何でしょうか。それは慰めではないでしょうか。この言葉はギリシャ語でパラクレートスと言います。意味は神が傍らで、名前を呼ぶということです。その呼びかけは生という領域だけでしょうか。そうではありません。慰めが生と死を超えて、この世界に満ちていると言えます。人は神の息によって、本当の生きた者となりました。その時から私たちは永遠に呼びかけ、慰める神が伴ってくれています。私たちの傍らには、私の名前を、家族の名前を呼ぶ神が生と死を超えて、おられるのです。

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