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日本バプテスト仙台基督教会
仙台|キリスト教会|地下鉄南北線北四番丁駅北2出口隣
プロテスタント|日本バプテスト連盟加盟|幼稚園併設
Japan Baptist Sendai Church of Christ
北四番丁通信
「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。
当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。
歴史の流れと共に町並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。
DEIを基礎に、世界平和を
2026年5月10日 鈴谷 輝秋(教会員)
人類は果たして進歩しているのだろうかと、いぶかる場面に世界中で散見する。今一番世界が懸念していることは、世界の2大国が軍事力で現状を変えようとしていることである。法の支配でなく、力の支配である。かつて人類は、自国民に食べ物が無くなると隣国に行って奪い取ってくることが常態であった。ところで昨今、新聞で次の単語を頻繁に目にする。
その一つがDiversity(ダイバーシティ)多様性である。ひとそれぞれに価値観が異なる。生き方、物の見方、捉え方、それぞれに違っている。しかし、人はたとえ自分の考えと違っても、多数派の中に入ろうとする。それによって安心感が得られるからである。また、一色に染まった集団は考えの違った人を排除する。80年前の日本では、この多様性は許されなかった。今日のアメリカでもなお、白人中心の考えが社会構造の中心にあり、白人は有色人種より優れていると自認する。多様性の尊重こそ、個人の尊重の前提である。
二つ目はEquity(イクオリティ)平等、公平さである。現実社会は不平等である。餓死する国が存在する一方で、月旅行が楽しめる富豪がいる。人類はこの不条理を少しずつ改善してきている。2025年、大企業と中小企業の賃金の男女差は51万円対31万円と新聞に報道していた。1986年、女性の社会進出を目指す「男女雇用機会均等法」が制定された。
三つ目はInclusion (インクルージョン)包含、包み込むこと。自分の考えを絶対視することなく、なんとか合意しようと話し合い妥協点を見出す。一方的に関税を押し付けるような横暴な独善ではなく、互いに利することで共生を目指せば国際社会は前進する。
ところが、この3つの社会の枠組みを壊そうとする勢力が男女差を拡大したり、移民を排除し自国民第一を掲げ、国民、国際を分断している。今、人類が懸命に努力して勝ち取ってきた法の支配や、自由で開かれた社会を堅持することが残されたものの責務であろう。


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