北四番丁通信

 

 「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。

 当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。歴史の流れと共に街並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。

「帰るべき場所」

2021年1月17日 渡邊義人(教会員)

 今週の礼拝から、集会としての礼拝が中止になりました。この新型コロナ禍の間では、去年4月 の緊急事態宣言以来の出来事になります。今回は、とりあえず1月17日(日)と24日(日)の2回の礼拝が中止となります。その後のことは、状況を確認して判断する予定です。1年前には想像もできな かった事態が続いています。共に祈りながら、乗り越えて行ければと思います。

 想像を超えた事態に、戸惑うばかりです。普通の生活を取り戻そうとしても、容赦なく新型コロナの影響がその努力を無にしてしまいます。去年できたことで、今年できなくなったことは、一体 いくつあるだろうかと、指折り数えて確認してみると、両手の指でも足りないことに気がつきまし た。個人的な事柄だけでなく、世界そのものが、変わっていくのが感じられます。たちの悪いことに、ウィルスは、目に見えません、対応策が効果を上げているのかどうかも、確認出来ない、そ んな不安な日々が続いています。もう世界は、新型コロナ禍以前には戻れないのだという人もいます。確かにそうなのかもしれません。  

 ただこのことは、人類史的に見ると、初めて起こった出来事ではありません。所謂パンデミックと呼ばれる出来事は、私たち人類に何度も襲いかかってきています。ペストは確認されているだけでも、20回以上世界各地で大流行を起こしています。コレラ、天然痘、麻疹、インフルエンザ 等の感染症によって、この世界は何度も大きなダメージを受けてきました。しかし、人類は、その 時その時の英知を結集して、これを乗り越え、今日まで生き残ってきています。恐らく、今回も、 いずれは、この新型コロナの流行は終息することでしょう。  

 ただ、この流行が終息を迎えたとき、私たちは、どんな状態でいるのでしょうか。新型コロナ禍以前の日常は戻ってくるのでしょうか。  

 かつての日常を取り戻すすべがあるとしたら、それは、帰るべき場所を持つこと、ではないかと思います。そして、私たちクリスチャンにとって、帰るべき場所とは、聖書だとはいえないでしょうか。場所じゃないじゃんという、突っ込みをされそうですが、でも、結局は聖書へ立ち返 る、となっていくのではないかと、私は考えます。環境や、状況によって、教会も礼拝も、変わら なくてはならないことが出てきます。しかし、聖書は変わりません。不安と共に生きる今を乗り 越えるために、聖書を道しるべとする歩みを確認したいと思います。

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