
日本バプテスト仙台基督教会
若者から老人まで喜び集う街のオアシス
Japan Baptist Sendai Church of Christ
北四番丁通信
「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。
当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。
歴史の流れと共に町並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。
朝ドラ「あんぱん」主題歌から
2025年6月15日 尾形美都子(教会員)
朝ドラ※「あんぱん」は日本放送協会の朝ドラ112作として2025年3月31日から放送されています。(※ 連続テレビ小説のこと)
モデルはこどもたちのヒーローアンパンマンの生みの親である、やなせたかしさんと奥様です。アンパンマンは困っている人やお腹が空いている人のために自分の顔を差し出し食べてもらい相手を元気づけるという、異色のヒーローです。アンパンマンの餡には不思議なパワーが込められているそうで、だから食べた人はみんな元気になるのです。
食べられボロボロになった顔はジャムおじさんというパン屋さんが再生してくれます。
ところで、アンパンマンの餡は粒あんであることをつい最近知りました。
保育所で働いていた時はアンパンマンの絵本を読み聞かせた経験もあり、懐かしさもあって今回の朝ドラを楽しみにしていました。
いよいよ放送開始という日、私はその主題歌を聞いてびっくりしました。テンポが速く早口で聞き取ることが出来ませんでした。朝ドラの主題歌らしくないと言うか、つくづく字幕がほしいと思いました。YouTubeで検索し何とか歌詞を知ることができました。
紙面の都合上全部載せることは出来ませんがその歌詞の意味の深さに心惹かれました。
「いつか来る命の終わりへと 近づいていくはずの明日が 輝いて見えるこの摩訶不思議で 愛しき魔法の鍵を君が握ってて なぜにどうして?馬鹿げてるとか 思ったりもするけど君に託した 神様とやらの采配 万歳」(RADWIMPS 賜物より)
歌詞を読み進めていくと応援メッセージのようにも感じました。
「なんの ために うまれて なにをしていきるのか こたえられない なんて そんなのはいやだ 」(アンパンマンマーチより)
こどもの歌からの問いかけに「なんのために うまれて なにをしていきるのか」私はきちんと答えられるのだろう?
「わたしにとっては、生きることはキリストであり、死ぬことは益である」(フィリピの信徒への手紙1:21)
希望にあふれた言葉だと改めて思いました。

