北四番丁通信

 

 「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。

 当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。歴史の流れと共に街並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。

「バプテスマと神の国の福音伝道」

2020年9月20日 佐藤哲雄(教会員)

 バプテスマのヨハネは、罪の赦しを得させる悔い改めを人々に迫り、ヨルダン川でバプテスマを授けていました。その時ヨハネは、「わたしは水であなたたちにバプテスマを授けたが、その方は聖霊でバプテスマをお授けになる」(マルコ1:8)と語って、救い主の到来を預言していました。 その頃イエスは、ガリラヤ地方のナザレ村からヨルダン川に向かい、そこでヨハネからバプテスマを受けられました。イエスは後にヨハネについて、「はっきり言っておく。およそ女から生まれた者のうち、バプテスマのヨハネより偉大な者は現れなかった。・・・実は彼は、現れるはずのエ リヤである」と語っています(マタイ11:11、14)。バプテスマを受けたイエスは、「あなたはわ たしの愛する子、わたしの心に適う者である」(マルコ1:11)との天からの声を聞き、荒れ野で40 日間サタンの誘惑にさらされた後ガリラヤへ行き、「時は満ち、神の国は近づいた」と、神の福 音を宣べ伝え始めました。  

 神の国の福音を宣べ伝える途上のガリラヤで、イエスは漁をしていた男たちを招き、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われましたが、彼らにバプテスマを授けてはいません。福音伝道活動で、イエスは悪霊にとりつかれた人、盲人、口のきけない人、カナンの女 の娘の病気をいやすなど、多くの病人をいやしました。また、貧しい人、差別されている人たちを助けましたが、イエスが誰かにバプテスマを授けたという聖書の記述はどこにもありません。  

 十字架で死んだイエスが復活したことを聞いた弟子たちは、生前イエスが指示したガリラヤの 山に登り、そこで復活したイエスに出会いました。その時イエスは「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だからあなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教 えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタイ28:16~20)と弟子たちに命じました。  

 私たちのために十字架で死に、復活されたイエスに出会うことによって、私たちはイエスをキリスト(救い主)と信じる信仰が与えられ、そのしるしとしてバプテスマを受けます。それによって私たちは復活のイエスに出会った弟子たちのように、「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」との命令を受け、イエスが実現した神の国の証人として歩みます。バプテスマは、イエスをキリストと信じる信仰のしるしだけではなく、イエスがその言行によって実現し た神の国の福音を伝道する者として歩むことでもあると思っています。

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