北四番丁通信

 

 「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。

 当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。歴史の流れと共に街並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。

「平安があるように」

2020年4月5日 小河義伸(牧師)

 

 新型コロナウイルス感染が拡大し、感染症に対する不安な日が続いています。仙台市でも感 染された方の報告があり、その不安は身近に迫っています。感染された人たちやその関係者、 また感染症防止対策や医療に従事されている人たち、そして感染症の不安の中で過ごしている 人たちを覚え、イエス・キリストの守りをお祈りしたいと思います。仙台教会や付属の幼稚園 でも、その働きにだれでも安心して関わることができるようにと、執事会や幼稚園教師が中心 となってその対策を考えています。執事会や幼稚園から提示される感染防止対策のために、今 までとは教会・幼稚園の違った歩みになることがありますので、理解と協力そしてお祈りをお 願いします。  

 このような状況で私たちは今日から受難週(4月5日~11日)を、そして4月12日(日)にイース ター(復活日)を迎えます。この期間は、イエス・キリストが、私たちのために苦しみ、十字 架につけられ、死んで葬られ、しかし復活させられて、神の私たちに対する赦しと愛と希望を 与えてくださったことを覚える時です。   

 ヨハネによる福音書は、イエス・キリストは復活された日の夕方、恐れや不安におびえて戸 を締めて家の中にいた弟子たちに現れて、「あなたがたに平和があるように」(20:19)と語 りかけたことを伝えています。「平和」は、「平安、安心、安全、無事」とも訳される言葉で す(ちなみに、口語訳聖書は「安かれ」、文語訳聖書は「平安」と訳しています)。福音書記 者ヨハネはこの言葉を、復活のキリストが弟子たちに語られたことを通して、神は、恐れや不 安のただ中にいる人たちを、決して孤独にしないで関わりを持ち、安心して平安に生きること ができるよう絶対に守ってくださる方であると伝えてます。さらに福音書を読む現在の私たち にも、復活のイエスは現れ、その守りの中で私たちに安心して平安に歩ませてくださる方だと 伝えます。私たちは、「本当にそうです!(アーメン)」と信じて歩んでいます。  

 復活のキリストが私たちを絶対に守ってくれるから、新型コロナウイルスを恐れないという のでは決してありません。感染症に怯え、不安や恐れの中にいる私たち、またその不安を解消 しいのちをつなぐあらゆる働きをしている人たちに、復活のキリストはきょうも現れ、孤独に しないで伴っておられから、平安、安心を与えらているのです。

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