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北四番丁通信

 

「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。

当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。

歴史の流れと共に町並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。

教会学校の一場面から

2026年1月11日 藤田宏紀(教会員)

 ここ何回か、教会学校成人科なか・しゅろの会の教師「代役」をさせていただいている。とはいえ、ここ数年、自分で聖書を読むことができなかったので、以前学んだことの記憶は遠くに薄れてしまっている。教師であれば、聖書の背景について解説したり、ポイントになるところを指摘したり、それを自分たちの生活に結び付けるような問いを発して、話し合いをリードした方がいいのだろう。しかしそれもできないので、ただ司会役として、出席者の皆さんに聖書箇所を読んでの素朴な疑問や印象を話していただいている。
 クリスマス礼拝の日、ルカによる福音書2章1~20節を読んで、こんなやり取りがあった。
 Wさん「何でマリアが選ばれたんでしょうねぇ…」
 わたし「うーん…たまたまじゃないですかね。特に家柄がよかったということでもないし。神さまがWさんに声をかけてくださったのとおんなじじゃないですか?」
 おそらく私の返答は正解ではない。「いや、それは神さまの選びであって、神さまのご計画があったんだ」と言われたら、わたしは黙ってしまう。
 でも、実のところわたしはこのやり取りがうれしかった。わたし一人では「なぜマリアが選ばれたのか」を考えてみることはなかったし、こじつけかもしれないけれど、自分なりの返答をしてみるということも起こらなかった。何かがちょっとつながったような、風が吹いたような気がした。
 「神さまのご計画」を信じ続けることは、わたしにとってかなり難しい。思わず「何で!」と言いたくなることばかりである。議事堂襲撃をあおった人が大統領として再選され、国際法を無視して軍事攻撃にふみきったこと。それに日本の首相は何も言わないこと。東日本大震災でたくさんの人が亡くなり、たくさんの人が苦しんでいること。それでも原発を再稼働すること。もっと小さな出来事でも、嵐にもみくちゃにされそうになる。
 でも、その中に「黙れ、静まれ」(マルコ4:39)という声が響き、ふっと違う風が吹いてくることがある。そのことに期待して、新しい一年を歩みたい。

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