北四番丁通信

 

「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。

当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。

歴史の流れと共に町並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。

アドベントは年の始め

2022年12月4日 宇都宮毅(牧師)

 早いもので12月に入りました。あと21日でクリスマスです。クリスマスとは「キリスト(救い 主)のミサ(礼拝)」から由来する言葉です。フランス語ではノエル、ドイツ語ではバイナハテで す。ローマ人やゲルマン人はこの時期に、冬至の祭りを盛大に行っていました。それに対して、キ リスト者たちはイエス・キリストの降誕を祝うようになったのです。

 私たちバプテストはあまり教会歴を重要視しません。しかし、イエスの歩みを追体験する教会歴は私たちに大切なことを教えています。日本では一年は元旦から始まりますが、教会歴ではアドベント(待降節)から始まります。一年が救い主を待つことから始まるというのはとても素晴らしいことです。なぜなら、一年が希望を失わないことから始まるということになるからです。それ はまるでユダヤの民がエジプトから脱出し、荒野からの解放を待ったように、バビロニア帝国によって捕囚の民とされた彼らが解放を待ったように、救いの到来を望むことから一年が始まるのです。この数年、新型コロナウイルス感染症、ウクライナへのロシアの侵略戦争、そして物価高な どで苦しく、悲しい出来事が続いてきました。そんな暗闇の世界が広がっているからこそ、私たちはアドベント(待降節)から歩みをはじめていきたいと思います。そしてアドベントの歩みを通して、私たちは救い主イエスの誕生の意味を知り、そこからこの世界の解放を見ながら、共に喜ぶ 時が来ることを確信したいのです。私だけではなく、私たち、それも多くの苦しみや悲しみの中に ある人たちと解放の時を喜びたいと願います。アドベントはこの世界の現状を知る時です。世界の人たちは今どんな状況に生きているのかを知るとき、私たちのアドベント(待降節)はもっと意 味深いときとなるはずです。

 12月は忙しいときです。しかし自分のことだけを考えるのではなく、周りの人たち、世界のことを考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。

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