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日本バプテスト仙台基督教会
仙台|キリスト教会|地下鉄南北線北四番丁駅北2出口隣
プロテスタント|日本バプテスト連盟加盟|幼稚園併設
Japan Baptist Sendai Church of Christ
北四番丁通信
「北四番丁通信」とは、仙台教会で日曜日ごとに発行している「週報」の巻頭言です。牧師および複数の教会員が執筆を担当しています。
当教会は1955年に仙台市の北四番丁沿い・旧奥州街道近くに設立されましたが、「北四番丁」という地名は、400年以上も前に城下町が造られた当初からの由緒ある地名で、江戸時代は武家屋敷が連なっていた地域でした。
歴史の流れと共に町並みも住む人々もどんどん変わっていきますが、いつの世においても変わることのない真理の言葉を、仙台教会に許されている時間の中で、たゆむことなく宣べ伝えていきたいと私たちは願っています。
命を利用するな
2026年8月2日 牧師 宇都宮毅
今年の8月15日で、敗戦後81年となります。あのアジア太平洋戦争を実体験した方が減っている中、どのように戦争の愚かさを伝えて行けばよいのでしょうか。東京の恵泉バプテスト教会の牧師であった2002年8月15日、私は早天祈祷会が行われる千鳥ヶ淵戦没者墓苑に行く準備をしていました。その日は朝に超教派のキリスト教団体による祈り会を行った後、近くで朝食を取り、靖国神社の前をデモ行進する予定でいました。国体を守るために、若者たちの命が犠牲にされ、その犠牲になった命を神として、命に序列をつける戦争遂行装置としてのその神社をキリスト者として、許すことはできませんでした。
そんな時、妻の陣痛が強まり、私は教会の近くにある病院に向かったのです。心の中で、無事子どもが生まれてくるようにと願いつつ、一方ではその日に予定されていたことを思っていました。戦争のために命を奪い、神とする神社を前に、私はわが子の命の誕生の瞬間を待っていたのです。生と死が交差するような時でした。その病院は立会ができなかったため、ただただ待つ時間が過ぎていきました。命の尊さ、重さを感じながら、しかしそんな大切な命が国に利用され、奪われた時代があったことを静けさの中、考えていたのです。そして息子が生まれ、看護師さんに運ばれて来たとき、その小さな命の輝き、その命と共に生きる時が与えられる喜びをいただきました。
時代によって、命の重さは変わりません。にもかかわらず、その命に違いが生まれ、利用され、奪われる時があります。それは戦時だけではありません。若者たちの一人ひとりの命が日常で大切にされ、万が一にも戦地に向かうことがないように、私たちはできることをしていきたいと思います。


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